大きくする 標準 小さくする

プロを目指すために

2013/12/17

今日の海星ブログに昨日のアスリート講話が紹介されました。









海星学園ブログ
http://www.kaisei-ngs.ed.jp/news-and-topics/kaisei-koko-dayori/15068/



是非、ご覧ください!!







昨日は海星サッカー部出身の飛石選手がアスリートクラス対象で講話を行ってくれました。






彼は現在JFLの横河武蔵野フットボールクラブにゴールキーパーとして所属しています。








昨日の講演では、アスリートクラスの選手たちは彼から2つのことを学んだと思います。







1つ目は、情熱を持ち続けること。






これは先日のアスリート学習で本田圭佑選手のDVDにも出てきた言葉でした。






彼自身、小学生の頃から誰にも負けない努力を続けてきました。






その理由は、絶対にプロになるという夢を持っていたからです。






周りが休んでも、周りが遊んでいるのにも、目もくれずに取り組み続けていました。






当時、全国制覇を繰り返していた国見高校が長崎県のトップでした。







彼の言葉を借りれば、2年生の頃、国見を倒して全国大会に出場したときに、目標を見失ってしまったそうです。







1つの目標を達成したときに、新たな目標を掲げ、さらに上を目指すことが出来るか。







そういった苦い経験があったからこそ、情熱を失わずに取り組み続けることができたはずです。















そして、2つ目に自分に負けないということ。






誰よりも自主練習をやってきた彼だからこそ、自分自身を鍛えるためには自分に負けないことが大切だと言うことを知っています。







ライバルと差をつけたい、プロになりたい、メンバーに入りたい、人それぞれ自主練習をする目的は違うはずです。






しかし、目的は違っても、過程が違えば、目標には達しません。






1日1日自分との戦いに勝っていくこと。





自分に勝ち越すことは簡単なことではありませんが、それが実現する頃には自分でも気付かないほど成長していることがあります。






テニス部の選手にも、よく伝えている言葉でしたが、今回競技は違えどトップを目指す選手からの言葉はまた捉え方が違ったのではないかと思います。











そして、約30分の講演を聞いた後に、質疑応答の時間を設けました。






約90名のアスリート選手の中で、手を挙げて質問が出来たのは、たった一人でした。






手を挙げたのは、3年野球部。







その他は、こちらから指名して、3年野球部、2年ラグビー部が質問して、最後に同じくプロを目指して大学進学する3年野球部がお礼の言葉を言いました。








私はここにアスリートとして決定的に足りないものがあると思います。






手を挙げることは、高校生の彼らにとっては恥ずかしいことかもしれない。





しかし、何も素晴らしいことを質問することを求めているわけではありません。







現に、質問をした生徒もお礼の言葉を言った生徒も、非常に個性のある発言がありました。







恥をかくことで自分に足りない部分を感じることが出来るし、自分自身の殻を破ることだって出来ます。






それを続けていくことで、恥だと思っていたことが恥では無くなっていきます。






そうなると、怖いものはありません。






それがアスリートたちが言う、積極性ではないかと思います。






言われたことややらされていることに、すぐに取り組むのは積極性ではありません。






わからないことを質問する、意図を感じながら先を読んだ行動をとる。






テニス部の選手も講演に参加していましたが、手を挙げられなかった現実にがっかりしました。







テニス界という狭い世界で躍動するだけではなく、アスリートという大きな枠の中で躍動できる選手になって欲しいです。






今後もこういった機会があるときに、この失敗を生かして欲しいと思います。









そして、講演をおこなってもらった飛石選手は、今後プロ活動を諦め、大学に進学して指導者の道を目指します。







次の進む道を聞いたとき、プロの厳しさを感じると同時に、彼はまだ終わっていないと感じました。







プロ選手という夢に対して、負けたということは終わりを意味するものではありません。







彼なら必ず良い指導者となり、夢の続きを追いかけてくれると思います。






全員のレポートを読みながら、自分がやってきたことに対する反応を見ている顔は22歳の青年に戻っていました。






多くの経験を聞くことのできたアスリート学習でした。







明日も応援よろしくお願いします!!
 

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