関西遠征終了
2008/08/20
昨日の20時40分に長崎空港に着きました。
初日は長崎を朝から移動して昼ごろからしか練習できない状況だったので神戸学院大学にお願いして練習に参加させていただきました。
この日は主力メンバーはJOPの試合や他大学との対抗戦だったので、残ったメンバーに相手をしてもらいました。
元フィリピン代表選手のパラハンさんやヴィクトリーノさんから練習を見てもらいアドバイスをいただきました。
松岡修三などが代表だったときにも対戦し、フィリピンが勝っていた時代の選手です。
いろいろとアドバイスをもらいましたが、共通して言えることは「1年生が多く今後が楽しみだけど、体力がない。」
結局は、1試合を通して自分が考えるプレーをしたかったら、それだけの体力がないとできないので、今後はさらに体力強化も進めていきたいと思っています。
2日目は明石城西高校と相生学院高校との練習試合。
両試合とも似た傾向が見られました。
最初の試合に負けて、次の試合では考えて入る。そして勝つ。
やはり考え方次第で勝てるんです。
試合に入る前にしっかりとしたゲームプランを立てて、試合の中で修正していく。
全国大会で勝つためには同じミスを続けないこと。
明石城西も相生学院も新チームとの練習試合ができてレベルが把握できました。
3日目は長尾谷高校との練習試合。
大阪はちょうど県大会の期間中だったので、新チームとの試合ができませんでした。
ただ、埼玉インターハイベスト8のレギュラーメンバー(全員3年生)が相手をしてくれて、逆にレベルの高い試合ができました。
そして女子の全国チャンピオンの小城千菜美選手も一緒に試合をして、女子といっても強さと上手さがありました。
今回、小城さんを始め、男子の選手と試合をしても見劣りしませんでした。
その理由としてハードコートで試合をしたことが挙げられます。
ハードコートだと動きの差があまり出ません。
つまり動きの差が出ない状況だと互角以上に戦えるということ。
オムニコートで試合をしていれば、勝った試合のほとんどが逆の結果だったかもしれません。
勝ったから負けたからという結果だけではなく、何ができていて、何ができていないのかを理解することが必要です。
4日目は長尾谷との合同練習。
いろいろなメニューがあり、取り入れていきたいものもありました。
特にダブルスのメニューでアレンジして使いたいものもあり、勉強になりました。
練習をやる中でもっと考えてやらせないとダメだなと感じました。
長尾谷は練習時間も多く、いろいろなことができます。
しかし海星は練習時間も短く、できることも限られています。
ただレベルの差は大きく出てはいないんです。
練習時間の差ではないんです。
つまり短い練習時間のなかで選手にいかに考えて練習させるか。
練習メニューの意味を感じながら練習させることが重要だなと感じました。
1人1人の課題が明確なものになり、練習する際の注意点なども確認できました。
あとは、指導者がいかに選手が考えやすい環境をつくってあげれるか。
そして何よりも選手が課題に正面からぶつかっていけるか。
正直言って今回の課題というのは、遠征に行く前から選手にはずっと言ってきたことばかりです。
それを遠征を通して、必要だとわかったときに苦手なことに挑戦できるか。
中途半端な気持ちで挑戦するなら、やらないほうがいい。
今の長崎県で優勝して満足なら、変えない方が良い。
一度自分を壊すぐらいの勇気を持って取り組めば、きっと自分が見える範囲は変わってきます。
長崎のトップから見えるものは、九州・全国のトップから見えるものよりもはるかに小さい。
海星の挑戦は始まったばかりです。
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